FUJIFILM「XF35mm F1.4 R」レビュー


「ここがフジの樹海。」

35mm 換算だと、53mm になる Xマウント の代表レンズ

50mm の画角は苦手ですが、なぜかまた購入。

使いこなせば楽しいだろうという、謎の魔力がそうさせたのか。

吸い込まれて行くような感覚、これが フジの 樹海


|XF35mm F1.4 R の良いところ


・魔性的でまろやかなボケ味。
    -フィルム的な絵作りと相性が良く、浮遊感のある独特な前ボケ。
・フラットで硬くならないコントラスト。
    -現代的レンズと違い、柔らかく控えめなコントラスト。
・金属製の角形レンズフード。
    -個人的にこのレンズフードを使いたくて買ってしまったのもある。


|XF35mm F1.4 R で撮影











|XF35mm F1.4 R を使ってみて


富士の樹海にある沼 へといざなう、「魔性のレンズ」。

開放での描写が秀逸で、被写体に「 浮遊感を与えられる 」のが特徴。

どのシチュエーションでも、惹きつけられる ような 絵がポンと出てくるレンズ。

優しい描写 をするので、フィルムっぽい色で撮ってあげると 相性が良かったりします。

ハッとするけれども、ホっとする 、そんな描写が魅力のレンズです。


画質を優先するため、「全群繰り出し方式」の AF を採用。

レンズ群全体が前後に大きく動くので、AF は鈍重で 作動音も大きい。

レンズの個性として受け止められる、広く寛大な心 が必要になってきます。

とはいえ、シャープネス に頼らず 「全体の雰囲気で立体感を感じさせる」というのは 全群繰り出し方式 の得意とするところ。

デメリットよりも、描写の魅力 の方が メリットとして 大きく上回ってくる印象です。

AF 性能と引き換えに、こんな絵が手に入るのであれば 十分に満足できます。


私にとっては「描写の 優しさ を教えてくれた」、そんなレンズです。





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