SONY「DSC-RX1R」レビュー
初代RX1 の発表から1年3ヶ月、Rを購入してみました 。
初めてのフルサイズデビューがコンパクトデジカメ。
思っていた未来とは違いましたが、フルサイズの描写を楽しんでみようと思います。
|RX1R の良いところ
・フルサイズセンサーを搭載。
-コンデジなのにフルサイズセンサー。
-コンデジなのにフルサイズセンサー。
・専用設計の35mm F2 ゾナーレンズ。
-専用設計によって生み出される、立体的な描写。
・密度のある重厚ボディ。
-チープさを感じない、質感高いマグネシウム合金。
-専用設計によって生み出される、立体的な描写。
・密度のある重厚ボディ。
-チープさを感じない、質感高いマグネシウム合金。
|RX1R で撮影
|RX1R を使ってみて
このカメラの魅力は「立体的な描写」。
解放で撮ったときには、寄りでも引きでも写真に「浮遊感」を感じます。
昨今のレンズとしては珍しい「全群繰り出し方式」を採用することで、絵に独特の雰囲気を持たせているのかもしれません。
もちろん、全群繰り出し方式による弊害もあり、 レンズ全体を大きく動かすので AF は遅め。
小さなモーターで全てのレンズを前後に動かすので、画質とのトレードオフというところです。
「撮影中に人がフレームイン」してくれる。
どうやら「コンパクトボディ」と「無音シャッター」の組み合わせだと、撮影者にステルス機能 を付与してくれるみたいです。
今までは人が構図に入ってきてくれるなんて ほぼ無かったので、これは嬉しい誤算です。
「ダイヤルとボディの質感」が素晴らしい。
ボディは「高級感を感じるような塗装」が施されていますし、ダイヤルもカチカチと「剛性の高さを感じる」気持ちのいい音がします。
手に持ってみると伝わってくる「重厚感」。
小さな見た目に反して密度が高く、ズシッとした重さが手に伝わってきます。
所有欲を満たしてくれるような重さです。
かといって、重すぎる感じでもなく、首からぶら下げても 苦になる重さではないのが いい塩梅。
使っていて気になった点は「グリップが欲しい」。
持った時に指の引っかかりがないので、右手のホールド感はかなり弱いです。
「ファインダーも欲しい」。
ファインダー無しの 背面液晶だけなので、晴天時の撮影はなかなかに難しい。
構図が見えない・・・。
両方とも別売りのアクセサリーで解決はできますが、取り付けるとコンパクトさは かなり削がれます。どっちを重視するか、悩ましいところです。
と、使っていて不便なところもありますが、個人的にはこのカメラ気に入ってます。
「所有をする」、「撮影をする」、「立体的な描写」。
これらの体験がしっかり満たされる、それが このカメラの魅力 だと思います。
シャープさに頼らず、全体の雰囲気で「立体感」を表現できる 35mm ってなかなかありません。
「35mmの画角はRX1R、キミに任せた。」