CP+ 2016
個人的にキヤノンで一番気になった新製品。PRO1000で印刷された写真が飾られていましたが、被写体の「息使い」が伝わってくる色と質感には驚愕。使用されていた印画紙がイイというのもあるけど、今までのPROラインよりさらに上の次元なんじゃないだろうか。欲しい...。
タッチ&トライコーナーではD500を触ってきましたが、素晴らしいシャッター音。一桁機ほどではないですがハンドマシンガンを撃っているような感覚を体験できます。新しく実装されたジョグダイヤルは固くて個人的にはちょっとアレでしたが、操作性はなかなか良さそう。
あと、実際に触ってはいませんが印刷された作品を見て惚れたのが、新しく発表されたコンデジ「DL24-85 f/1.8-2.8」。1インチセンサーなのに画作りとボケ味には厚みを感じた。目玉製品は同時発表の「DL 18-50」という広角タイプですが、24-85の方が気になってしまった。
フルマグネシウム採用ということでボディの質感が気になったα6300。触ってみた感想は「α6000系の延長線上」。NEX-7ほどシャッターフィーリングは官能的ではない印象。425点のAF性能は驚異的なんだけどなぁ...。
G MasterレンズについてはSONYさんのお話だと「ZEISSは収差をなくした画作りを目指しているが、G Masterでは収差を残してレンズの味として表現することに着眼して開発されたレンズ」らしいです。
2000年のフォトキナで開発発表され、その後開発が断念されてしまった幻の「K-1」。16年の時を経てついに爆誕。触れる時間はなかったですが、PENTAXIAN(ペンタキシアン=ペンタックスを愛してやまないペンタユーザー)の方々は歓喜の嵐ではないでしょうか。フルサイズ市場の一角を担う名器となるか、これからに期待です。
今年もシグマはサプライズでsd Quattroを発表。ミラー式を捨ててミラーレス一本化というのには驚きましたが、APS-Cよりも大きいAPS-Hというマニアックセンサーを亜種モデルで用意してくるのはさすがの一言。
触ってみましたが、なかなか重量級のシステム。ミラーレスですが一眼レフと同じスタイルで使っていくことになりそう。液晶やファインダーは他社に比べるとまだまだかなと感じましたが、Foveonセンサーを使えるのであればそんなことは杞憂かもしれません。
ちなみにSIGMAの山木社長いわくノーマルsd Quattroは夏頃、APS-HセンサーのQuattro Hは年内を予定しているとのこと。SIGMAerの方々はどちらを買うんでしょう。
「今年のCP+も大盛況。各社目玉商品が多い年だったので活気があります。来年もできれば訪れたいところです。」
CP+ 2015のレポートはこちら
http://yukiphoto2014.blogspot.com/2015/02/cp-2015_13.html
CP+ 2014のレポートはこちら
http://yukiphoto2014.blogspot.com/2014/02/cp-2014_13.html