FUJIFILM「X-Pro3 -Duratect Black」レビュー


「邂逅、第3のマウント。」

一抹の物足りなさを感じる。


写真を撮り初めた頃に得られた、自分の 想像 を遥かに超えてくる感覚。

結果を重視し、利便性を求めるばかりに何かを無くした。

どう写るのだろうという 期待

こんな写真が撮れていたという 驚き

原点 へと立ち帰り、もう一度 初期衝動と向き合ってみる。

予定調和では得られない
体験

写真を撮るという 本質 に身を委ねていく。



|X-Pro3 の良いところ


・デュラテクト塗装チタ
ニウムボディ「TranTixxii」
-冷たくも温かさを感じさせるスパルタンな質感のボディ。

・アドバンストハイブリットマルチビューファインダー。
- OVFとEVFを切り替えられる唯一無二のファインダー。

・Hidden LCDモニター。
-確認するというプロセスを排除するための内側格納型モニター。


・新フィルムシミュレーション「CLASSIC Neg.」。
-懐かしい叙情感のある色で撮影することができる新シミュレーション。


|X-Pro3 で撮影











|X-Pro3 を使ってみて


使ってみて良かったのが、確かに「 今までにない体験 」を味わうことができたこと。

そして、「 忘れていた感覚 」を取り戻させてくれたこと。


写真を確認しないという幸せ、それがある。

X-Pro3 はモニター格納式なのでシャッターを切った後に、画像を確認するということをしなくなります。

これがとても重要なポイント。

シャッターを切った後にやることが、画像の確認ではなく「また撮影をすること」なんです。

画像の確認という不毛な作業に邪魔されることなく、撮影という「楽しい行動だけ」が連続してやってくる

これが 撮影に没入できる 大切な要素なんだと、今更ながら 気づくことができました。

今までは撮ったら、ちゃんと撮れているかばかり気にしてしまって、撮影自体を楽しめていなかったんだと思います。


また新たな出発点で写真を始めることができそう

今後はおそらく、スナップ撮影 で 画像の確認をすることは ほとんど無いでしょう。

それが 他のカメラ であったとしても、見ないのは同じです。


そのスタイルが「 楽しい 」ことだと、X-Pro3 が教えてくれたから。





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